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レモンしぼり
美濃焼の陶製おろし器ブランド「おろし上手」の大根おろし器のデザインを担当しました。
おろし上手は、一度焼いた陶器に硬質な研削材をちりばめ、その上から釉薬でコーティングし、再度1280℃の高温で焼き上げる「W焼成のおろし粒技術」が、食材を軽く当てて動かすだけでおいしく簡単にすりおろせる機能性と、突起を指で触れてもケガをしにくい安全性を両立しています。道具というより、まるで食器のような佇まい。食卓にそのまま置いておきたくなる、暮らしになじむ道具のブランドです。
この「おろし上手」シリーズのレモン絞り器は、従来のレモン絞り器のように押し付けて身をつぶすのではなく、尖った粒で身を切り裂きながら果汁を絞ることで、少ない力で果汁をたっぷりと絞れるのが特長です。
レモンを絞り始めるきっかけとなる3本の突起、絞る時の安定感、果汁を注ぐ時の持ちやすさ、そして「おろし上手」シリーズとしての統一感—— これらの要素をバランス良く調整し、形状をまとめました。